弧〈 、不等号< >">

3. 山括〈 、不等号< >


括弧のひとつとして、キーボードで直接変換せずに入力できる全角の不等号“<” “>”が使われることが多くなっているように見受けられます。手書きで原稿が執筆され、文字入力は専業のオペレータが行っていた時代には、全角の山括弧“〈” “〉”で入力されていました。今でも、担当するオペレータによっては、括弧として使われる不等号を山括弧に置き換える場合もありますが、著者が作成したデータのまま、不等号で組版することもあるようです。

その際に、注意すべきこととして、本来は数学記号である全角の不等号は行頭・行末の禁則処理の対象文字となっていない場合があるので、設定に追加する必要があることです。

また、何回かに分かれて原稿が執筆されたり、組版されたりする場合には、不統一が起きやすくなるので注意が必要になります。

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