77. フォントを見分けるちから


組版・DTPの仕事では、印刷されている字形を見てそれが何の書体・フォントなのか判別が必要になることがあります。印刷された会社名がデザインされたロゴなのかフォントなのか、ぱっと見て判別することができると、次にどんな作(ロゴデータ支給の依頼、トレースが必要になるか決められます。

Illustratorで入稿する案件では、今でも文字をアウトライン化したものが多くあります。再版時の修正などで、文字がアウトライン化されたものしか残っていないのに、文章の一部を修正しなければならないこともあります。よく使われる和文フォン(新ゴやゴシックMB等であれば、すぐにわかる場合もありますが、フォントリストから似たフォントを探して、最終的には同じ文言を同じサイズで入力して重ねて判別します。

また、他社で組版された再版原本のみから、新たに組版を起こす場合、それがDTPなのか、電算写植で作られたものか見分けてから、使われているフォントのあたりをつけていきます。モリサワ、フォントワークス等の主要なフォント、また、過去に使っていた電算写(写研のフォントも含めて判断していきます。

あの人「フォント感がある、と社内で認知されているベテラン組版担当者に、フォントを見分けるコツを聞いてみると、まずひらがな「のの形を見ると言います。よくでてくる字であり、違いを見分けやすいようです。

フォントを見分けるちからをつけるには、日々の仕事や生活の場面でフォントに興味を持って向き合い、わからないフォントにであった時はあとで調べてみたりするとよいでしょう。
スマホのゲームでフォント感を養うのが今どきなのかもしれませんが。

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