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186. ペンルーペで網点を見(AMスクリーンの網点イメージ


オフセット印刷物の墨網のパーセントを見分ける話をしていて、中堅・デジタル世代の印刷営業担当と、なんだか話がかみ合わない状態になりました。AMスクリーンの網点の拡大イメージを見たことがない?ようでした。ペンルー(製品名:ポケット マイクロスコープ 25倍も持っていないとのこと。製版・刷版がアナログであった時代をギリギリ経験している世代とのジェネレーションギャップです。そういえば、ペンルーペを社内でまとめて買ったのは、すでに十数年前のことでした。

◆ペンルーペでAMスクリーンの網点を見たときの拡大イメージ

AMスクリーンでオフセット印刷された網点をペンルーペで見ると、網50%以下、50%以上のどのあたりなのかが、黒い部(●・白い部(○の大きさで、おおよその判断ができるはずです。

フィルム製版の時代には、折り畳み式ルーペで見える像と、フィルムに印字された10パーセント刻みの拡大イメージとを見比べて、何パーセントの網点なのかを判断していました。DTPで組み直す際などにも、CMYK各版の製版フィルム(ペンルーペで覗いて、網点の大きさを見て、色の再現を行ったりもしていました。

今でもベテランの方々は、商業印刷物の分野では、校正紙の網点を見ながらM(アカ版を下げる、などとやっているのでしょう。ただし、少し昔と比べると、オフセット印刷機・UV印刷機の印刷色調管理システムも格段に良くなってい(はずなので、印刷状態を見るためにペンルーペを必要とするということも、なくなってきているのかもしれません。

ペンルーペは、網点の角度を見(M版が45度なのか、Bk版が45度なのかときに使うくらいになっています。


(C90M40のイメージ図:C版15度、M版45度)

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