256. 5年 小数の割り算(整数÷小数)
- 2020年07月20日
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新人の頃は、売価を「原価に30%乗せる」というとき、「原価×1.3」としがちですが、営業部の先輩に「それは違うよ」と言われます。会社によって言葉の使い方は異なる場合もあるかもしれませんが、もしそれが「粗利を30%確保する」という意味であるのならば、ここは「原価÷0.7」と計算します。
会社に入ってから学ぶことの多い、小数の割り算です。学校で習う算数では、なぜか、本当の意味が身に付かないことではあります(就活の本には、書いてあるようです)。
【例】
原価(仕入れ) 5,000円で、粗利30%確保したいのに、
5,000×1.3=売価6,500円と計算しました。
利益1,500円(検算:1,500÷6,500=0.23)で、
粗利率は23%にしかなりません。
30%の粗利とは、
〇〇〇〇円で売った時、30%を粗利として残したい、ということなので、
5,000÷0.7=売価7,143円となります。
利益2,143円(検算:2,143÷7,143=0.3)
これは、1-0.3=0.7で、原価70%+粗利30%=1の1=売価の部分を計算しています。
0.7で割ることにより「1あたりの数」が計算できます。
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1あたりを算出する割り算は、小学校5年の小数の割り算(整数÷小数)でも習います。
【問題】ロープを2.5m買ったら、代金は300円でした。このロープ1mの値段はいくらですか。
【計算】300÷2.5=120
【答え】120円
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