2. 校正記号の“トル”の意味で使われるもの


JISの校正記号では、以下のように定義されているのですが、著者・編集者・校正者の方が入れる赤字で、その他の記号もたびたび見受けられます。

〈JISの校正記号〉
トル:削除し、詰める
“トル”のみで詰める意味だが、“トルツメ”と書いてもよい。
トルアキ・トルママ:削除し、空けておく
〈その他の“トル”として使われる記号(おおむね意味は伝わるようです)
:本来は(活字組版などの場合正しい向きにする
英文の校正では、この記号が“トル”の意味のようです。
:本来は(活字組版などの場合不良の文字を直す、入れ替える
× ― =
ただし、文字を × で消すだけの方法は、周りに赤字が少ない場合、多い場合とも、きちんと訂正線・引出し線を引いて校正記号の“トル”を記入した場合と比べて、赤字の面積が少なく目立たないことが多いので、修正するオペレータに見落とされる恐れがあります。

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