字(教会ローマ字)">

58. 台湾語の白話(教会ローマ字)


台湾びんなんの語学書の案件で、白話(教会ローマ字の組版を行いました。
台湾語の案件の話をいただいた時は、台湾用のカタログを組版する時と同じように繁体字のフォントが揃っていて、かつ中国語のピンインフォントが使えれば準備が整っているという認識でしたが、入稿した原稿を見ると少し様子が違いました。

その語学書では、以下の2言語が並列して掲載されています。

1. 台湾語:おもに南部で地元の人がふだん話す言(口語で、福建方言の一種の閩(びんなん、みんなん
2. 台湾華語:台湾で使われている標準(北京語)

台湾華語は、漢字の部分は繁体字でよみの部分は中国語のピンインフォントですが、台湾語は、漢字はほぼ繁体(一部作字が必要ですが、よみの部分は白話(教会ローマ字と呼ばれるもので、北京語とは声調の数も異なり第1声~第8(第6声は欠番まであり、声調記号も異なるものを使用します。

社内にあった台湾語の辞書をよくよく見てみると、辞書の見出し語がローマ字!になっていて、そのローマ字表記の中には、普通の中国語のピンインとは違う記号が使われている部分があることに気が付きました。

過去のDTPデータや、以前の書籍のDTPデータから流用されたテキストデータを調べてみると、白話(教会ローマ字の組み方は、以下の2つの流儀があるように見受けられました。

欧文フォント、記号と文字が別コードのものを使う。ただし、適切なフォントを当てないと記号がずれてしまうこともあ(例:
白話(教会ローマ字専用のフォント、記号と文字がセットで1文字のものを使う・・・今回は、一部をこちらの手法で組版しました。
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