65. 側注―テキスト原稿作成の手法(専門書など)
- 2014年12月01日
- その他
組版の現場では、専門書の仕事で、側注として用語の解説等を組版することがよくあります。最近見かけた、Wordでテキスト原稿を作る手法をご紹介します。
A. | 側注ごとにテキストボックスを作成 |
該当の行にカーソルを置いて、切り取ったテキストボックスをコピーペーストし、その中に側注のテキストを入力する。 | |
B. | コメント機能で作成 |
側注をつける語句を選択して、[校閲]-[コメントの挿入]で側注のテキストを入力する。 | |
C. | 末尾にまとめて作成 |
昔からの手法。テキスト原稿の末尾に、まとめて側注のテキストを入力する。 |
AとBの手法は、テキストが増減しても側注のテキストがしっかりついていくので、執筆・編集の際に便利なものです。ただし、入稿データをDTPで使うときには、ファイル全体をテキスト形式で書き出しても、テキストボックスやコメント部分は書き出されず、事前にコピー&ペースト等の作業でCの状態にする必要があります。
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