66. 支給テキストの文字修正―Wordで再変換
- 2014年12月08日
- その他
組版の現場では、支給されたテキストデータをDTPの工程に渡す前に、進捗管理・校正の担当者がWordで原稿の朱字の修正作業を行うことがあります。
編集の方が原稿整理で指示した用字用語の統一の朱字など、おもに、漢字をかなに開いたり、かなを漢字にしたりという直しをする場合、該当の文字列を選択して、[スペースキー]または[変換]キーで、変換候補の表示・選択で再変換する機能※を使っています。改めて文字を入力するよりは、ミスを少なく作業できます。地味ですが便利な機能です。
[スペースキー]または[変換]キーで変換候補が表示されます。
※日本語変換にMS IME 2010を使用しています。 | |
* | カタカナ語の再変換では、「◆英語に変換」という候補もでてくることがあります。 “スペース”を“space”にする場合は、候補の選択で直しができます。 |
* | [変換]キーは、変換したい文字の“前”にカーソルを置いた場合も変換候補が表示されます。 |
また、Word 2013では、文字種の変換機能として、英文の「すべてを小文字にする」「すべてを大文字にする」等の機能があります。複数の単語の先頭の文字をすべて小文字にする場合など、ひとつひとつ選択してキーボードで打ち直すよりも、安全にかつ一括で直し作業が行えます。これと同じような機能が、InDesignやIllustratorにもあるようです。
各単語の先頭文字が大文字になっているものを、すべて小文字にする。
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