69. 発音記号の合字(リガチャー)
- 2015年01月13日
- 組版・DTP
語学書の案件で、発音記号の部分が合字(リガチャー)になっているものを見かけました。著者作成の支給テキストで、合字(「」「」、2文字分が1文字のもの)が入力されていました。 |
英文の組版では、・・などの文字を合字にすることがありますが、普通に1文字ずつ入力されたテキストをInDesignの段落スタイルや文字スタイルの設定で合字の字形にしていて、Wordデータの段階から合字「」「」「」が入力されているものを見かけることはありません。 |
手元にあった古い英和辞典6冊(小学館、三省堂、研究社)の発音記号を見ると、5冊は「」「」で、1冊(リーダーズ英和辞典、研究社)のみ合字の「」「」を使っていました。 |
上記の合字なしの発音記号をInDesing CS6で試してみたところ、基本文字形式の設定「欧文合字」では、合字にならなかったとのことです。
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