81. 学参書体のひらがな
- 2015年05月15日
- 校正
学参書体のひらがなは、児童が手書きでの筆のはこびを誤解することのないように、「つなぐ」「きる」等がはっきりわかるような字形になっています。丸ゴシック系の書体でも、筆の運び順をイメージできるように、標準書体ではみられない「ハネ」の部分を明確にデザインしている字(「」「」等)もあります。 |
※「」の形だと「」と、誤認されやすいようです。鏡文字を書いてしまいがちな頃の児童には、手書き風の「」の形である方がよいのでしょう。 |
ひらがなを覚える年齢の子どもには、きちんと学参書体で作られた「あいうえお表」が必要です。お風呂に貼るタイプのものもあります。ただ、100円均一のお店で売られているものは、絵は大きくてかわいいのですが、「」・「」・「」は、標準書体の字形だったりします。 |
学参の仕事の校正では、標準書体の「」「」「」の字形を見たら、誤りであるときちんと反応できなければいけません、ね。 |
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