8. (一社)(公財):社団法人、財団法人の新しい略称
- 2013年10月11日
- 用字用語
スペースがない表組などで、社団法人を“ ㈳ ”、財団法人を“ ㈶ ”と、4文字を1文字分で表記できる略称は便利なものでしたが、法律が変わったことにより、新しい略称を見かけるようになりました。一般社団法人を“(一社)”、公益財団法人を“(公財)”など、6文字を3文字分で表記するものを見かけるようになってきています。
新たな略称として、以下の4つが出現するようです(あくまでも略称なので、株式会社等と同様に、正式には6文字の法人組織名を使うこととなります)。
一般社団法人 →(一社)
公益社団法人 →(公社)
一般財団法人 →(一財)
公益財団法人 →(公財)
金融機関等で使われているカタカナ略語(社団法人をすべて“ シヤ ”、財団法人をすべて“ ザイ ”としている)と同じように区別せず、どちらの社団法人でも“ ㈳ ”、どちらの財団法人でも“ ㈶ ”とする略称も残るのではという考え方もあり、古い表記があっても必ずしも間違いとは言えない状況になるのかもしれません。
今までなかった、括弧の中に漢字2文字の略号は、一般に認知されるまでは、初めて見るオペレータにとっては、はてなマークが頭の中に???と、点灯するものかもしれません。
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