91. 植物の学名の表記


食品や香料・アロマセラピーなどの分野の組版では植物の学名がでてきます。これは、植物は国や地域によって呼び方が異なったり、同じ名前でも地方によって異なる種類の場合があるからです。植物の学名「2命名法等がもとになって、イタリック体と立体を組み合わせて表記されます。基本的には、原稿(の指示のとおりに組めばよいのですが、学名のおおよその約束事を知っているとよいかもしれません。

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学名はラテン語で書かれています。

◆“イタリック体”で表すもの

属 名: 先頭にある。頭文字が大文字で後は小文字
種 名: 種小名・亜種名・変種名・品種名等。すべて小文字

◆“立体”で表すもの

記 号: sp.またはspp. …… 種名が分からない
subsp.またはssp. …… 続く語が亜種名
var. …… 続く語が変種名
f. …… 続く語が品種名
命名者名

※上記とは別の書体の使い分けをするルールもあるようです。

命名者名のところでよく見かける“L.”は、カール・フォン・リン(Carl von Linnne、1708-1778年の簡易形です。属名+種小名の組み合わせで種の名前を表す2命名法を最初に提唱したスウェーデンの植物学者です。

命名者名の部分でスモールキャピタルが使われているものを見かけました。昔の学術書では、スモールキャピタルにすることが多かったようです。

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word 2013では、フォントの“小型英大文字”を適用すると、小文字がスモールキャピタルになります。
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