103. 長いURLの改行


専門書では、各論文に引用・参考文献の目録が付きます。そこに書籍や雑誌ではなく、インターネット上のURLが示されることもあります。2段組みでは行長が短くなるので、長いURLは途中で改行しなければなりません。組版指定として明確に指示されることはあまりありませんが、URLは一文字でも違うとアクセスできないものなので、一般的にはハイフネーションをしない・・・ことになっています。

ただし、実際には色々な考え方があるようで、改行の方法で以下のようなパターンを見たことがあります。

①“/”や“.”または“-”などの区切りのよいところで改行する
 欧文数字内で文字の間にアキが入ることを嫌う場合は、字間を詰めるか、長体で追い込むことになりま(URLの先頭で改行すれば、うまい具合にいくかもしれません

②単語の途中でブツ切りに
 URLの1単語が長く(漢字をローマ字表記にしたもの等区切りのよいところで改行することが難しい場合は、ハイフネーションせず単語の途中でブツ切りに。
 
③URL内のハイフンに2分ダーシを使い、ハイフネーション処理
 URL中のハイフンとハイフネーション処理のものを区別しているとはいえ、このパターンを許容することは珍しいかもしれませ(初校の段階でURLの途中でハイフネーション処理を指示しているものを見かけましたが、再校では行末のハイフンをトルでした

長ーーいURLは、できるだけ区切りのよいところで改行することを探りつつ、どうにもならなければブツ切りにする、というあたりが現実的な対応でしょうか。

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おまけ

InDesignでハイフネーション処理されたURLをPDFからコピーして、ブラウザのアドレスバーにペーストしてみました。ハイフネーションのハイフンは自動的にとれてペーストされず、本来の単語になっていましたが、2分ダーシが通常の“-”とは別のコードになっているため“お探しのページが見つかりません”と、なりました。2分ダーシを通常のハイフンに打ち直すと無事ファイルにたどり着きました。印刷上の見た目を優先して組版された印刷用データから作成されたPDFのURLは、コピー&ペーストでファイルにたどりつけないこともあるようです。
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