104. QuarkXPressで作られた書籍の再版


QuarkXPressからInDesignに組版・DTPの主流が変わってそろそろ10年でしょうか。組版の現場では、InDesign CS2から本格的に使い始めました。ときどき古いQuarkXPressのデータで作業しなければならない場面に出くわすと、使い慣れた今時のInDesignと比べて、特にページの増減や表組の部分等での修正に手間がかかることに驚きます。昔は、これで色々なことに気を付けながら仕事をしていたんだよと、昔話をするおじいさんになってしまいます。

QuarkXPress

※XとPを正しく大文字にできるのは、DTPのベテランの方。

出力の現場に新版で入稿する書籍のデータがQuarkXPressということは、ほぼありませんが、過去に編集プロダクションで作成された実用書や資格検定もので、再版の際のちょっとした直しであれば今でもQuarkXPressで作業することがあります。

毎年必ず改訂再版される実用書で、ある程度以上の修正を伴うものは、InDesignへの変換が何年も前に終了していたりしますが、数年に一度のものは今でもQuarkXPressのデータのままで保管されているものがあります。

修正の度合いによっても違いますが、古いQuarkXPressに不慣れなオペレータでの総作業時間が、お客様の望む納期にまったく間に合わないくらいの手間がかかることが予想される場合は、InDesignに変換することも検討します。InDesignに変換する際に組版が崩れる部分の検査・修復にかかる手間とQuarkXPressで作業する場合とを天秤にかけて、費用の少なくなりそうなInDesignの方が選択されたりもしています。また、今後その書籍が二度三度と改訂再版されるのかどう(ここで予算と時間をかけて作り直す価値があるのかどうかも、判断の分かれ目になるかもしれません。

古いバージョ(4.1J等のものは、OS 9が動くMacがあと何年もつのか、という問題もありま(いつ壊れてもおかしくない

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おまけ

最新バージョンは「QuarkXPress 2015」というそうです。出力の現場では対応できません。その前の前の前あたりの、QuarkXPress 8.5まではありま(近所の出力センターでは8.0までの対応となっていました。対応できないバージョンで作成されたもので出力の際は、PDFで入稿いただくようお願いしています。

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