111. タテ組みURLのドット
- 2015年12月25日
- 用字用語
タテ組みでURLの欧文と数字を全角でタテに並べるとしたら、ドットはどこにつけるのだろう? という疑問がわきました(実際には、欧文の商品名は全角でタテに並べる業界新聞でも、URLは半角のままヨコに寝かせることが多いようです)。
URLをどうしてもタテに組むとしたら、例①のように、和文の句読点と同じ位置で、かつ、“.”の後ろにアキがないようにするのでしょう。
また、小数点としてナカグロ「・」を使うことは新聞などタテ組みで一般的なことなので(新聞ではヨコ組みの見出しでもナカグロを使うことがあるようです)、タテ組みのURLのドットに、例②のようにナカグロを使うこともあるのでしょうか。この組版例を見ることはないかもしれませんが、センターで揃っていて安定感があります。
さらに、組版・DTPやさんには、「原稿に合わせて組む」という習性があります。原稿がWord等で例③のように作成されていたら、あまり例がないと思われるパターンとはいえ、同じように組むこともあるかもしれません。
いずれにしても、URLを目で見てキーボードから入力する場合に、例①・例②・例③とも読む人にはドット(ピリオド)と認識されるだろうとは思います。
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