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16. ナミ字(並字に)


組版の現場でときどき使う校正用語に「ナミ字に(“並みの字に”と言う意味というものがあります。使う場面によって、何を何にするのかが違うので、知らないと何だろうとなります。

本文で強調するためにゴシック体等の太字にしていた部分を、明朝にする場合には、“明朝”、“”と書いてもよいのですが、画数も多く面倒なので、カタカナ「ナミ字にと書くことがあります。

ゴシック系の細いフォントで、強調部分が同じファミリーの太いものになっているところで、細いフォントを具体的「ヒラギノ角ゴ W2のように指示することは繁雑なので「ナミ字にと指示するのが便利です。

その他、以下のような場合に「ナミ字にを使うことがあります(ただし、→以下の、校正記号等を使う方が、間違いのないとされる指示になります)

● 拗促音に使(っ・ゃ・ゅ・ょ、ッ・ャ・ュ・ョ等を普通の大きさの文字にする。
※ ルビで、拗音・促音の小書きの仮名が入っている部分を「ナミ字にと指示する場合があります。
→ 横組みの場合、校正記「普通の文字に直す”で指示。
● 欧文で、強調のためのイタリック体を立(ローマン体にする。
→ 校正記「立体に直すcolumn16-3”、“”で指示。

● 縦・横に変形している文(平体・長体を正体にする。
→「正体にと指示。

強調・変形していたものを、普通の状態にする時に使うのですが、その場面で、普通の状態とは何か?あいまいな部分を残す指示です。データを修正するオペレータが確実にわかる範囲で使うと便利な用語です。

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