126. PDFの素性、プロパティを見る


受け取ったPDFが指示どおりのものかを確認したいとき、「Acrobat Reader」で調べることができたりします。パソコンがあれば誰もが簡単にできます。

  

主に見るところは、文書のプロパティの「概要」タブの“アプリケーション”、“PDF変換”、“PDFのバージョン”と、「フォント」タブの部分です。

《こんな疑問があるときは、自分のPCで調べることができます。》

Q 指定したフォーマットのPDFかな?
●「PDF/X-1a:2001」となっているかな? PDFのバージョンが「1.3」になっていれば、恐らく大丈夫なはずです。「1.4」以上になっていたら、「PDF/X-1a:2001」ではありません。
●アウトラインPDFかな? Trueflowで作成されたアウトラインPDFのフォーマットになっていれば、以下のように表示されます。
PDF変換:DS OutlinePDF Library … または OutlinePDF-Advance …

Q フォントがアウトライン化されているPDFかな?
(選択ツールで文字が選択できるかどうかでもわかりますが、プロパティでフォントの情報があるか/ないかで分かります。「この文書で使用しているフォント」が1つも表示されなければ、すべての文字がアウトライン化されているPDFです。

Q どんな素性のPDFかな?
●WordやExcelで作られたPDFは、イメージどおりに出力できないことも多いようです。適切とされるPDF変換方法であっても油断はできません。RIPを通した校正をおすすめします。
●海外で印刷されたPDF等は、日本のカラー環境に適合しないものもあるかもしれません。また、一般的なDTPソフトでないアプリケーションやPDF変換の場合は、不具合が起きることを前提として校正を行う必要があるかもしれません。

《確認できないこと》
画像解像度が足りているかどうか、RGB画像が含まれているか等は、プロパティでは分かりません。不安がある時は、Adobe Acrobat Professional等での検査を依頼してください。

~おまけ~
今どきのIllustratorで作成されたネイティブ形(AI形式のファイルの中身はPDFです。なので、拡張子aiのファイルは、最新のAcrobat Readerで開けることがあります。DTPソフトがないPCの環境で、中身を見て、プリンターで印刷したり、作成バージョンや使用フォントを確認したりすることができるということで(こちらの技の認知度は、印刷営業担当の間でも高いようです
※ただし、「PDF 互換ファイルを作成する」と、していないaiファイルはAcrobat Readerでは開けないようです。

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