139. タテ組み電話番号の区切り記号
- 2016年08月29日
- 組版・DTP
挨拶状の入稿データ(Word)で、これは組版屋さんの出る幕はないのでは?というくらいに、きちんと作られたものを見かけました(Word⇒PDFにして印刷としました!)。ただ、一点気になるところが、電話番号の区切り記号が音引き、長音(ー)と全角ダーシが混在しているところでした。ヨコ組み・洋数字ならば、音引きをダーシ等に直すところですが、タテ組みの漢数字には、長い全角ダーシよりも、音引きの方が長さのバランスがよく、しかも和風の見た目で統一感があり、いい感じなので、音引きの方に統一しました。
年賀状ソフトで印字する漢数字の住所番地の区切り記号では、音引きが使われることが多いようです。こちらで、見慣れているということもあるのかもしれません。
~おまけ~
コラム担当者のwordでは、漢数字の区切り記号に音引きを入力すると、オートコレクト機能の「音引きとダッシュを正しく使い分ける」(ONが規定値?)が効いて、全角ダーシに変わってしまいます。音引きとするには、他の部分で入力しておいたものをコピー&ペーストする必要があります。
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