149. Rマークを下付きに
- 2016年12月20日
- その他
組版の現場で扱う専門書等では、(R)マーク※は上付きとするのが一般的ですが、下付きの指示も稀に見かけることがありました。上でも下でも、どちらに付けることもあるのでしょう。ただ、医療系の専門誌で一部の薬剤だけを、医薬品名に付くRマークを下付きにする指示を見かけて???となりました。
なぜ、それだけを「下付き」にするのか?原典となるものがあるのかと、ネットで医療用医薬品の「添付文書」のPDF版を検索してみました。下付きの指示があった医薬品名は、末尾がカタカナの「プ」等で、上側に飛びだした半濁音符「゜」とRマークがぶつかることを避け、下付きでデザインされたロゴとなっていました。医薬品名をロゴとしてデザインする場合に、マークを付ける文字の形によっては、空いているスペースにRマークをバランスよく配置するという意図で、下付きにすることもあるのでしょう。
専門書・専門誌で、医薬品名にロゴを使うものでないにもかかわらず、付けるRマークの位置を、ロゴに合わせるように指示することもある、ということでしょうか。
※(R)マーク・®マーク:Registered Trademark(登録商標)
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