152. InDesign CS6をこれから5年間保持


新規の引き合いで出版社様へ商談に行った際に、取引の条件とし「InDesign CS6を5年間保持することが必要、というお話を伺いました。CS6は、2012年にリリースされてから、4年以上が経過しています。さらに、2017年1月現在で、すでに以下4つの上位バージョンが存在します。

InDesign CS6(Ver. 8.0:2012年5月リリース
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InDesign CC(Ver. 9.0:2013年6月リリース
InDesign CC 2014(Ver. 10.0:2014年6月リリース
InDesign CC 2015(Ver. 11.0:2015年6月リリース
InDesign CC 2017(Ver. 12.0:2016年11月リリース

(リリース時期は、アドビのニュースルーム・アーカイブのAdobe Creative Suite、Creative Cloudのプレスリリースを参照したもの。)

ここ2年くらいは、組版の現場でも新規の組版案件では、特別の指定がない限「CS6をメインで使っています。

これから5年の歳月は、短いようでそれなりに長いので、きちんと確認しておく必要がありそうです。5年後の2022年は、CS6のリリースからちょうど10年になりますが、現場の担当者に聞いてみると、インストールしているマシンの寿命で考えると、あと5年程度は大丈夫とのこと。メインで使うマシンではなくなっているのでしょうが、求めに応じて時々使う程度には動いているのでしょう。

今後は「InDesign CC(Creative Cloud)」へ移行しなければならなくなります。しかし、買い切りでなく、月額いくらのライセンス契(InDesign単体でも1ライセンスあたり約3.6万円/年間・税別で毎年費用がかかることや、新しいバージョンはリリース当初に、不具合等が解決するまでRIPメーカーにサポートされないなどの問題が発生することもあり、どのタイミングでいくか考えどころではあります。Adobeが、Creative Cloudのライセンス「InDesign CS6 も引き続きご利用いただくことが可能ですという経過措置を休止するときあたりが、転換点になるのかもしれません。

ただ、古いInDesignのデータを新しいバージョンで開いて作業することは、変更前・変更後のPDFを確実に比較するツー(ProofChecker Proで確認しつつ、手直しをすることにより、修正のない部分が意図せず変わってしまうリスクは、以前に比べて大分小さくなっています。これから5年の間に、作業効率等も考慮して「必ず同じバージョンで作業するという考え方も、変わってくるのかもしれません。

~おまけ~
出力の現場での、古いバージョンの対応状(2017年1月現在です。

・InDesign CS2(4.0:2005年7月リリース
そろそろ動くマシ(OSがなくなります。改訂時には、上位バージョンに上げる必要があります。

・InDesign CS3(5.0:2007年6月リリース
まだ、動くマシ(OSはありますが、リリースからほぼ10年が経過します。まだ改訂を続けるのであるならば、早めに上位バージョンに上げておくほうがよいでしょう。

・InDesign CS4(6.0:2008年12月リリース
(2016年には、このバージョンを保持して改訂修正の依頼をいただく案件もありました。2018年には、リリース10年目を迎えます。

DTPソフトの賞味期限は、リリースから10(~15年前後が限界あたりでしょうか。

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