24. ピリオドの後のスペース


省略のピリオドの後ろはスペースを入れて組版することが多いですが、入稿するワープロデータの中には、スペースなしのものも見かけます。

欧米等での習慣・ルールは別にして、その書籍・雑誌・論文等の範囲で統一されていればよいのですが、同じページにスペースがあったりなかったりするものがあると統一感がなく、見栄えもよくなくなります。

ワープロ原稿をプリントしたものを見ていると、一部のフォントでスペースが入っているように見えるにもかかわらず、組版したプリンターではスペースがない!? ということが起こることがあります。通常、組版で使用される欧文は文字毎に幅の異なるプロポーショナルフォントなので、ピリオドの後ろにスペースが入っていないと、次の文字とくっついて見えてしまいます。


MS 明朝は等幅のフォントなので、文字数を数えたりする場合に便利なフォントですが、スペースが入っているかいないかが判別しにくいもののようで(ただし、MS 明朝はプリンターに搭載されている明朝フォントで代替されて出力されることもあり、そのようにならないものもあるかもしれません。原稿整理の際に、指示をする方は注意が必要なフォントです。

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