25. 同じサイズでも大きく見える書体
- 2014年02月14日
- 組版・DTP
同じ文字サイズ(Q数)でも大きく見える書体があります。決まったスペースにベタ組するとき、文字サイズが同じなら入る文字数は同じですが、字面が大きく見えるように設計されている書体を使用すると見栄えが変わります。ひとまわり字面が大きく設計されているので、文字と文字の間は詰まって見えることになりますが、可読性は損なわないように造られています。
代表的なものに「新ゴ」のファミリーがあります。
※ フォントメーカーのサイトでは「仮想ボディと字面」について詳しく説明されています。
字面の大きさはフォントによって異なることがあるので、書体を変更する際に注意が必要な場合があります。例えば、新ゴを太ゴに変更し、かつ、新ゴと同じ大きさに見えるようにしたい時は、文字サイズを1ランク上げる指示をしなければなりません。ただし、文字サイズを1ランクあげると、同じスペースに入る文字数が少なくなる、または、同じ文字数で1行とするなら行長が伸びることを意識する必要があります。
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