195. 解像度236lpcmって?


組版・DTPの界隈には、様々な単位があり、それぞれの単位での数値の感(=イメージを身に付けるのには、それなりの時間がかかるものです。たとえば、文字サイズ13Q・12Q・10Qとか、10ポ・9ポ・8ポとか、0.12mm罫・0.4mm罫とか、スクリーン線数175線・150線とか、画像解像度350dpiとか、出力解像度2400dpiなどなど。ある程度の経験を積むと、これらのいくつかは目視でわかるようになる、かもしれません。

○○○○.TIF on 2018/06/04 10:28:29; 幅800.mm, 高さ550.mm (18898 x 12993), 解像度 236lpcm

見慣れない単位と数値に出会うこともあります。社内のインクジェットプリン(Canon PRO-4000Sの出力紙の端に付いている情報の末尾にあ「解像度236lpcmが気になり、調べてみました。

◆lpi と lpcm
LPI(Lines per inchは見たことがあります。末尾のI→CMで、LPCM(Lines per centimeterということのようです。この単位は、DTPの参考書等では見かけなかったはずです。見慣れた単「lpiに換算するには、1 cm ≒ 0.3937 inなので、236÷0.3937=599.4411……で、600lpiが算出されます。

出力の現場で、カラーのインクジェットプリンタを出力する際に、RIPから書き出す8ビットTIFは、600dpiであることがわかります。

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2018
Pocket

※このコラムおよび、コラム中の文章、画像、動画の無断転載および複製等の行為はご遠慮ください。

  • サイト内検索

  •  
  • カテゴリー

  • アーカイブ