212. Illustrator乗算(CMYK)の計算式
- 2019年01月29日
- その他
モノクロ写真をかなり暗く仕立てた、カタログ表紙の写真を差し替える、とういう指定の際に、新規画像データの調子をもとの画像データに合わせてもらったのに(白地を墨50%程度に調整)、なんだかまだ明るく感じます。それは、Illustratorで墨網30%が乗算で合成されていたためでした。乗算すると、元々白地だったところ(0→50%にしたところ)は、何パーセントになっているのか? Illustratorで「乗算」すると何%になる?ということを、説明しなければならなくなりました(PDFをphotoshopで開けば、計算せずに分かるのかもしれませんが)。
Webで調べると、以下のような計算式で、乗算結果の計算ができることが分かります。
この計算式は、“反射するモノの色=減色混合(げんしょくこんごう)=CMYK”のものです。“透過する光の色=加色混合(かしょくこんごう)=RGB”は、また別の計算式となります。
ベースとなる画像のライト側の色①の墨網%=50、乗算で合成する色②の墨網%=30のとき、
65%と計算できます。
(4色CMYKカラーの場合は、C・M・Y・Kそれぞれでの計算が必要となります。)
《参考》 | |
・ | オーバープリントと乗算の違い〔Adobe:Illustratorコミュニティフォーラム (Japan)〕 |
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