216. Excel関数 VLOOKUP
- 2019年03月12日
- その他
Excelの関数をひとつ学びました。Excelの数式では、SUMやROUND、+-*/しか使うことがなかったところからは、ほんの少し進歩できたでしょうか。総務・経理のExcel中級者に言わせると、まだまだ初級レベルのようですが。
やりたい事は、部門の月次の売上を作業カテゴリ毎に集計することです。MS-DOSの頃のリレーショナルデータベース(桐!)では、なんとなく出来ていたテーブルを参照するデータ処理が、Windowsになって以来できなくなったという退化を、二十数年後にようやく克服できました。基幹システムでは、外部のプログラマーに直してもらうと、それなりの費用を請求される(かもしれない)案件です。
元になる作業コード別の売上データは基幹システムから「作業コード,作業名,売上金額」をExcelに落とせるので、そこからの集計作業となります。基幹システムには入力されていない、作業カテゴリを作業名毎に関連付けたテーブルを参照して、集計用のデータを作成します。
【作業カテゴリTBL】より文字列を得たい「作業カテゴリ」の列で、VLOOKUP関数を使います。
=VLOOKUP(E5,A$5:B$14,2,FALSE)
◆ 引数 | |
1番目[検索値] : | 検索ワードが入っているセルの指定 |
2番目[範囲] : | 参照する【作業カテゴリTBL】全体(色アミ部分)を指定。この範囲の左端1列目が検索キーワードとなる。ドラック&ドロップでコピーする際に、行番号を固定するために(F4キーで)$を付加 |
3番目[列番号] : | 指定した範囲のうち、値を取得する列番号;2 |
4番目[検索の型]: | 完全に一致する値だけを検索;FALSE |
組版の素材データ編集で、自分でこの技を使う場面はあるのか? いまのところ、具体的なイメージはありません。カタログ系の仕事で仮にあるとしても、実際には、社内のプログラマーに丸投げで依頼してしまいそうな気もします。
~おまけ~
「組版 Excel 関数」の検索結果で、DTPサポートサービス- XML活用講座の1つめに「Excel関数 VLOOKUPの使い方」(SCREENクリエイティブコミュニケーションズ)というページを見つけました。ExcelデータをXMLなどの構造化テキストに変換する前処理で、VLOOKUP関数を使うこともあるということでしょうか。
※このコラムおよび、コラム中の文章、画像、動画の無断転載および複製等の行為はご遠慮ください。