217. 文節分かち書きルールのいくつか-③「付属語」編


文節分かち書きをするか/しないかが、そのルー(細則を覚えておくと、同じような文章についてはスラス“分かち書き指示ができるようになります。付属(助詞・助動詞、接頭語・接尾語は、それだけで1文節にはなりませ(自立語+付属語で1文節。どんなものがあるか、いくつか拾ってみます。

(1助詞
 a. 助詞は、常に上の語に続ける。
【例】 (一部のみ)
が に を から (格助詞)
ばかり まで くらい など (副助詞)
は も しか さえ (係助詞)
か な (終助詞)
さ ね よ (間投助詞)
て ながら のに (接続助詞)
と や か (並立助詞)
 
 b. 格助詞のような働きをする語(格助詞相当句は、1語とみなさず“……にで分ける。
〔格助詞とは:主として体(名詞などにつき、その体言と他の語との相互関係を示す助詞。例えば「……について「……に対してなど〕
【例】 ……に ついて  ……に 関して  ……に 対して
(2助動詞
助動詞は、常に上の語に続ける。※助動詞は、次のように活用します。
ようだ:ようだろう・ように・ようだ・ような・ようなら
【例】 ようだ  そうだ  れる  られる  です  だ  ない
(3接尾語
接尾語は、すべて上の語に続ける。
【例】 花子さん  一郎くん  わたしたち  見本どおり

◆参考
1.分かち書きの仕『表記の手引き 第七版教育出版、東京、2017
2.日本文法概『広辞苑 第五版岩波書店、東京、1998

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