214. 文節分かち書きルールのいくつか-②「名詞」編
- 2019年02月14日
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文節分かち書きをするか/しないかが、そのルール(細則)を覚えておくと、同じような文章についてはスラスラ“分かち書き指示”ができるようになります。もともと体言(名詞・代名詞・数詞)は、1語で1文節となることができる(=分かち書きする)ものです。ただし、ひと続きにするもの、分けるものの区別もあります。そんな名詞に関する細則をいくつか拾ってみました。
(1) | 複合名詞(含む複合的な名詞) |
複合名詞はひと続きに書く。 | |
【例】 | |
男の子 山登り 書き順 おみせやさんごっこ |
(2) | 人名(姓と名の間) |
姓と名の間は、1字分または1/2字分あける。 | |
【例】 | |
福音 太郎 |
(3) | 形式名詞(抽象的な意味を表す名詞) |
a.形式名詞は、上の語と分けて書く。 | |
【例】こと もの ところ とき ため とおり ほか ほど まま よし | |
b.ただし、副詞のようなはたらきをする、「こそあど言葉」が上につく語は、ひと続きで書く。 | |
【例】 このとおり そのまま あれくらい どれくらい |
◆参考
1.分かち書きの仕方『表記の手引き 第七版』教育出版、東京、2017
2.日本文法概説『広辞苑 第五版』岩波書店、東京、1998
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