214. 文節分かち書きルールのいくつか-②「名詞」編


文節分かち書きをするか/しないかが、そのルー(細則を覚えておくと、同じような文章についてはスラス“分かち書き指示ができるようになります。もともと体(名詞・代名詞・数詞は、1語で1文節となることができ(=分かち書きするものです。ただし、ひと続きにするもの、分けるものの区別もあります。そんな名詞に関する細則をいくつか拾ってみました。

(1) 複合名(含む複合的な名詞)
複合名詞はひと続きに書く。
【例】
男の子 山登り 書き順 おみせやさんごっこ
(2) (姓と名の間)
姓と名の間は、1字分または1/2字分あける。
【例】
福音 太郎
(3) 形式名(抽象的な意味を表す名詞)
a.形式名詞は、上の語と分けて書く。
【例こと もの ところ とき ため とおり ほか ほど まま よし
 
b.ただし、副詞のようなはたらきをする「こそあど言葉が上につく語は、ひと続きで書く。
【例 このとおり そのまま あれくらい どれくらい

◆参考
1.分かち書きの仕『表記の手引き 第七版教育出版、東京、2017
2.日本文法概『広辞苑 第五版岩波書店、東京、1998

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