50. 穴埋め枠のサイズを文字数に応じてスクリプトで調整する
- 2014年08月08日
- 組版・DTP
資格の受験参考書の案件で、赤シートで隠して使う穴埋め問題の枠を、枠のサイズの違いで解答を簡単に類推できないように、段落毎に文字数の多いものに枠のサイズを合わせたい、という組版指示に効率的に対応するために、以下のようなスクリプトを作ってもらいました。
スクリプトで、以下のようなことをしています。
① | 赤色文字のスタイルの部分を探す→罫囲み枠(テキストフレーム)を作成→赤色文字をその中に入れる→文字数に合わせて罫囲み枠をフィットさせる(InDsignの機能)→インラインで文中に入れ込む |
② | 段落毎に罫囲み枠のサイズを調べて、一番長いものにその他の罫囲み枠のサイズを合わせる。 |
校正の段階で直しが入って文字数が変わっても、変わった段落のみ再度スクリプトを走らせれば、②の部分だけが実行されて、罫囲みのサイズは一瞬で調整できて便利です。
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